デビュー当時の心境
歌手の中森明菜さん(59)が、6月13日にニッポン放送「中川家 ザ・ラジオショー」に出演し、自身の代表曲の一つである「少女A」にまつわるエピソードを語りました。1982年に「スローモーション」でデビュー後、2枚目のシングルとしてリリースされた「少女A」は、デビュー曲とは対照的な挑発的な楽曲でした。
「少女A」への戸惑い
番組内で、中川家剛さん(54)から「急に激しい歌で抵抗はなかったですか?」と質問された中森さんは、「ありました」と答えました。当時、松本伊代さん、石川秀美さん、堀ちえみさんなど、他のアイドルたちが可愛らしいフリルの衣装で歌っていたのに対し、自身も「そういうのが着たかった」と、16歳だった当時の心境を明かしました。
衣装と楽曲への不満
さらに中森さんは、「次こそはかわいいふわふわの衣装を着せてもらって、かわいいお歌が来るんだと思ったら『じれったーい』って来たので。なんだこれ! って」と、楽曲を受け取った際の驚きを語りました。そして、「何でこんなんなんですか!? みんなかわいい曲歌ってるのに、何でわたしだけこんな…」と、当時の怒りをスタッフに伝えたことを明かし、「今でも『生意気だ』とか『ツッパリ』だとか言われてるのに、もっと言われるじゃないですか! って」と、納得がいかなかった心境を振り返りながら苦笑しました。
大ヒットの裏側
しかし、結果的に「少女A」は大ヒットを記録しました。中森さんは、「むくれて歌ったのが大当たりだったみたいですね」と笑いながら語りました。この楽曲は、中森さんのその後のキャリアを決定づける重要な一曲となり、彼女の個性的な魅力を世に知らしめるきっかけとなりました。
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