「産後、誰とも話せていない…」「子どもの学習のことで、気軽に相談できる人がいない…」。そんな風に感じていませんか?共働きや核家族化が進む現代では、「孤育て」、つまり親が子どもと二人きりで育児や教育の責任を抱え込む状況は、決して特別なことではありません。実は、私たちのすぐ身近で起こりうる社会課題なのです。
今回は、医療と教育の現場から「親子を支える仕組み」を築いてきたお二人のプロフェッショナル、オンライン医療相談サービス「Kids Public」の橋本直也さん(小児科医)と、学習データで家庭教育を支援するRISU Japanの今木智隆さんにお越しいただき、「孤育て」の実態と、その状況を打開するための具体的なアドバイスを伺いました。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」そんな不安に寄り添うオンライン相談サービス
まず、Kids Publicの橋本さんから、サービスについてお話を伺いました。
「Kids Publicは、スマートフォンから産婦人科医、小児科医、助産師に直接相談できるオンラインサービスです。自治体の支援や企業の福利厚生としても展開されており、多くの場合、利用者は無料で相談できます。『こんなこと聞いていいのかな?』といった些細な疑問や不安でも、24時間365日、気軽に専門家のアドバイスを受けられるんです。」
「ありそうでなかったサービスですよね!」と今木さんも感嘆。では、どのような相談が多いのでしょうか?
「病気」よりも多い?意外な相談内容とは
「病気の相談ももちろん来ますが、実は圧倒的に多いのは『育児相談』なんです」と橋本さん。
例えば、「赤ちゃんが生まれたけど、犬も飼っていて同じ部屋で犬が鳴いている。同じ部屋で子育てして大丈夫?」とか、「うつ伏せ寝が危険と聞くけれど、24時間見守り続けないといけないの?」といった、日常生活の具体的な疑問や不安が数多く寄せられているそうです。
「誰に聞いたらいいのか分からないこと、身近に気軽に聞ける人がいない状況がうかがえますね」と今木さん。確かに、産後は特に、赤ちゃんのお世話に追われ、友人や家族との交流が減ってしまうことも少なくありません。こうした「親子の孤立」に橋本さんが注目されたきっかけは何だったのでしょうか。
孤育てをなくすために、私たちにできること
橋本さんは、自身の小児科医としての経験から、親が孤立してしまう状況を目の当たりにしてきたと言います。
「診察室で、親御さんがポツリと『誰にも相談できなくて…』とおっしゃることがありました。特に初めての子育てでは、情報が溢れている一方で、何が正しくて何が間違っているのか判断に迷うことも多い。そんな時、気軽に相談できる相手がいないと、どんどん不安が大きくなってしまうんです。」
1. 「ちょっとした不安」を共有できる場を見つける
孤育ての第一歩は、「自分だけじゃないんだ」と感じること。オンライン相談サービスはもちろん、地域の育児サークルや子育て支援センターなどを活用するのも良いでしょう。同じような悩みを持つ親御さんと話すことで、気持ちが楽になることもあります。
2. 学習の悩みは「データ」で解決!RISU Japanの活用法
子どもの学習に関する悩みも、孤育ての原因の一つになり得ます。RISU Japanの今木さんは、学習データに基づいた個別最適化された学習支援を提供しています。
「RISUでは、お子さんの学習状況をデータで可視化し、一人ひとりに合った教材やアドバイスを提供しています。例えば、『この単元が苦手みたいだけど、どう教えたらいいかわからない』といった親御さんの悩みに対して、具体的な学習プランを提案できます。お子さんの頑張りをデータで共有することで、親御さんも自信を持ってサポートできるようになります。」
「親御さんが一人で抱え込まず、私たちのようなサービスも活用してほしいですね。お子さんの成長を一緒に喜び、悩みを共有できるパートナーとして、ぜひ頼ってください。」と今木さんは語ります。
3. パートナーや家族との「情報共有」を意識する
もしパートナーや家族がいるなら、日頃から育児や学習に関する情報を共有する習慣をつけましょう。些細なことでも「今日こんなことがあってね」と話すだけで、孤立感は大きく軽減されます。お互いの状況を理解し、協力し合うことが大切です。
まとめ:孤育ては「みんなで乗り越える」もの
橋本さんと今木さんのお話から、孤育ては決して特別なことではなく、誰にでも起こりうること、そして、それを乗り越えるための具体的な方法があることが分かりました。
「親子の孤立」を防ぐためには、親御さん自身が「一人で抱え込まない」という意識を持つことが何よりも大切です。今回ご紹介したようなオンライン相談サービスや学習支援サービスを賢く活用したり、身近な人とのコミュニケーションを大切にしたりすることで、孤育ての状況はきっと改善されていくはずです。
もし今、あなたが孤育てを感じているなら、まずは一歩踏み出してみませんか?あなたの「ちょっとした不安」が、より良い親子関係を築くための大きな一歩になるはずです。


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