「AI」という言葉を耳にする機会が増えましたが、それが私たちの身近な文化施設とどう結びつくのか、想像したことはありますか? 今回は、浜松市で生まれた「はまはくAI」という、生成AIを活用したユニークなチャットボットをご紹介します。これまでの博物館のイメージを覆す、新しい体験の可能性を秘めた取り組みです。一体どんな仕組みで、どんなことができるのでしょうか? 一緒に見ていきましょう!
「はまはくAI」って何ができるの?
「はまはくAI」は、浜松市博物館が開発した、生成AIを搭載したチャットボットです。このAIの最大の特徴は、浜松城や徳川家康といった、浜松ゆかりの歴史について質問すると、キャラクターが分かりやすく答えてくれるという点です。まるで、歴史の専門家が目の前にいるかのような感覚で、気軽に質問できるのが魅力です。
「国内初」の秘密は、博物館の「図録」にあり!
この「はまはくAI」が「国内初」と言われるのには、特別な理由があります。それは、AIの情報源として、博物館が所蔵する「図録」が活用されている点です。具体的には、3年前に開催された特別展の図録の文字情報がデータ化され、AIの知識の基盤となっています。
「え、図録?」と思われるかもしれませんね。しかし、博物館の鈴木館長がおっしゃるように、図録は貴重な資料がまとめられた「重要なストック」でありながら、一度出版されるとなかなか活用されないという課題がありました。この「眠ったままの資料」をデジタル化し、再び活用できる形にしたところに、この取り組みの革新性があるのです。
産学官連携が生み出す、博物館の新しい形
この「はまはくAI」の開発には、浜松市博物館だけでなく、静岡大学と東京の民間企業も協力しています。これはまさに「産学官連携」の賜物と言えるでしょう。静岡大学の村野准教授は、今後、博物館の資料をインターネット上に公開し、誰でも利用できるようにすることの重要性を指摘しています。こうした連携によって、博物館は単なる展示の場から、情報発信のハブへと進化していく可能性を秘めているのです。
私たちも「はまはくAI」で歴史を楽しめる?
「でも、私たちが実際に使えるの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。現時点では、この「はまはくAI」が一般公開されているかどうかは明記されていませんが、今回の取り組みは、今後の博物館のあり方を示す大きな一歩です。もし、あなたの地域の博物館や図書館に、活用されていない貴重な資料があれば、ぜひ「AIで活用できないか?」と提案してみてはいかがでしょうか。きっと、新しい発見や体験が生まれるはずです。
まとめ:AIは、文化遺産を身近にするパートナー
浜松市の「はまはくAI」は、生成AIが博物館の資料を活性化させ、私たちに新しい歴史体験を提供する可能性を示してくれました。AIは、単なる技術ではなく、私たちの文化遺産をより身近に、そして魅力的にするための強力なパートナーになり得るのです。今後、このような取り組みが全国に広がり、多くの人が歴史や文化に気軽に触れられるようになることを期待しましょう。


コメント