令和のコメ騒動と作況指数廃止の背景
今年のコメの販売価格高騰、皆さんもニュースで見られたかもしれませんね。その原因を探る中で、長年使われてきた国の統計「作況指数」が、現場の感覚とズレているという声が上がりました。そして、小泉進次郎農相が、なんとこの作況指数を廃止すると発表!70年も続いた指標だけに、コメ農家の皆さんの中には「え、何がどう変わるの?」と不安に思われた方もいるのではないでしょうか。
作況指数ってそもそも何だったの?
作況指数とは、「10アール当たりの収量を直近30年間のトレンドから算定された10アール当たり平年収量と比較した指標」のこと。簡単に言うと、その年のコメの出来具合を、過去30年の平均と比べてどうなのかを示すものでした。しかし、これが実際の収穫量とズレている、作況指数が高いからといって収穫量が多いとは限らない、という問題点が指摘されていたんです。
なぜズレが生じていたのか?
ズレの原因の一つとして、「ふるい目」の違いが挙げられます。収穫した稲は、主食用として出荷できる玄米と、そうでないものに選別されます。この選別で使う「ふるい」の目の大きさが、収穫量調査と作況指数の計算で異なっていたんです。収穫量調査では1.7ミリ以上、作況指数では地域の生産者が使っている1.8〜1.9ミリの基準を使っていました。これでは、正確な比較ができませんよね。
作況指数廃止後の対策は?農水省の取り組み
作況指数が廃止されたからといって、国の統計がなくなるわけではありません。農林水産省は、今後、以下の対策を検討しています。
- 主食用米の収穫量の出来不出来(作柄)は前年との対比で示す
- 収量基準となるふるい目を従来の1.7ミリから生産者が利用する1.8〜1.9ミリに変更することを検討する
- 精度向上に向けて人工衛星データやコンバイン車載の収量計測などの新技術を活用した技術開発をする
つまり、より現場の実情に合った統計を目指し、新しい技術も活用していくということですね。これは私たちコメ農家にとって、より正確な情報に基づいた経営判断ができるようになるチャンスかもしれません。
コメ農家が今、できること
作況指数が廃止された今、私たちコメ農家は何をすれば良いのでしょうか?まずは、今後の農林水産省の動向を注視し、新しい統計がどのように変わっていくのかを理解することが大切です。そして、自分自身の田んぼのデータをしっかりと記録し、分析することで、より正確な収量予測を立てることができます。例えば、コンバインに収量計測機能がついている場合は、積極的に活用してみましょう。また、地域の農業協同組合や普及センターなどと連携し、情報交換を行うことも重要です。
まとめ:変化をチャンスに変えよう!
作況指数の廃止は、一見すると不安に感じるかもしれませんが、より現場に即した統計へと進化するチャンスでもあります。私たちコメ農家は、変化を恐れず、新しい情報や技術を積極的に取り入れ、より良いコメ作りを目指していきましょう!そして、消費者の方々に美味しいお米を届けられるよう、共に頑張っていきましょう!
この記事が、皆さんのコメ作りのお役に立てれば幸いです。もし、ご意見やご質問があれば、ぜひコメント欄にお寄せください!


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