仕事がデキる!と評価されるメール術:返信速度だけじゃない、本当に大切なこと

メールが遅い=仕事ができない? その誤解を解く

「メールの返信が遅い人は仕事ができない」そんな言葉を耳にしたことはありませんか? 確かに、ビジネスの世界ではスピードが重視され、迅速な対応は重要です。しかし、本当にそれだけでしょうか? 実は、メールの返信速度以上に、メールの内容そのものがあなたの評価を左右する大きな要素なのです。

私自身、以前はとにかく早く返信することばかりを意識していました。しかし、急いで書いたメールは内容が曖昧になりがちで、結局相手に何度も確認を取らせてしまい、かえって時間を無駄にしてしまうこともありました。そこで、メールの書き方を見直した結果、返信速度が多少遅れても、相手に的確に情報が伝わるメールを書く方が、はるかに効率的で、相手からの信頼も得られることに気づいたのです。

「結局、何が言いたいの?」伝わらないメールの典型例

例えば、以下のようなメールを受け取ったことはありませんか?

件名:くだんの件について

○○さま

お疲れさまです。

例の件につきまして、ご報告とご相談を兼ねてご連絡させていただきます。

先方とのやり取りを進めるなかで、全体の方向性についてはある程度の合意形成ができつつあり、表面的には前に進んでいるような印象を受けています。とはいえ、その進捗の一方で、社内側での情報整理や関係者間の認識のすり合わせがやや追いついていないように感じておりまして、今後の進行にあたって、どこかの段階で一度、現状の整理を行っておいたほうが良いのではないかと考えております。

特に、先方との方向性が今後さらに具体化していく段階において、社内側の足並みが揃っていないと、ちょっとした認識の違いが後々のリスクや混乱につながりかねないと思っております。その意味でも、現段階で一度立ち止まり、現状の整理を行い、次のアクションを明確にしておくことは有意義ではないかと感じております。

そこで恐縮ですが、可能であれば一度、打ち合わせの機会を設けて、現状の進捗状況、社内の整理事項、今後の進め方について意見交換をさせていただければと考えております。もちろん、お忙しいところとは存じますので、ご都合の良いタイミングで構いません。

この打ち合わせの必要性について○○さんとしてのご判断、あるいは他に適切な進め方のご提案があれば、ぜひお聞かせいただけますと幸いです。どうぞよろしくお願いいたします

このメール、一体何が言いたいのか、すぐに理解できますか? 結局、何を聞かれているのか、いつまでに返信すればいいのか、曖昧模糊としていますよね。このようなメールは、受け取った相手にストレスを与えるだけでなく、返信するまでに時間がかかり、結果的にコミュニケーションの遅延を招いてしまいます。

脱・曖昧メール! 5つの鉄則で劇的に改善

では、どうすれば伝わりやすいメールを書けるのでしょうか? 以下の5つの鉄則を意識するだけで、あなたのメールは劇的に改善されます。

  • 件名で内容を明確に伝える:「〇〇プロジェクト進捗報告と打ち合わせのお願い(〇月〇日までにご回答ください)」のように、一目で内容がわかるように具体的に記載しましょう。
  • 結論を最初に書く:「〇〇について、〇月〇日に打ち合わせをお願いできますでしょうか?」のように、まず結論を述べ、その後に理由や背景を説明することで、相手はメールの意図をすぐに理解できます。
  • 具体的に書く:「例の件」「くだんの件」といった曖昧な表現は避け、「〇〇プロジェクトの〇〇に関する件」のように具体的に記載しましょう。
  • 箇条書きを活用する:複数の情報を伝える場合は、箇条書きを使うことで、情報を整理し、読みやすくすることができます。
  • 期日を明記する:返信が必要な場合は、「〇月〇日までにご回答いただけますと幸いです」のように、期日を明確に伝えましょう。

例えば、先ほどのメールを改善すると、以下のようになります。

件名:〇〇プロジェクト進捗報告と打ち合わせのお願い(〇月〇日までにご回答ください)

〇〇様

お疲れ様です。

〇〇プロジェクトの進捗状況についてご報告と、今後の進め方についてご相談させて頂きたくご連絡いたしました。

現状、先方との合意形成は概ね完了しておりますが、社内での情報共有と認識のすり合わせが十分ではありません。つきましては、今後のリスクを回避するため、一度打ち合わせを実施し、現状の整理と今後のアクションプランを明確にしたいと考えております。

つきましては、下記日程で30分程度の打ち合わせをお願いできますでしょうか?

・〇月〇日(〇)〇時~〇時

上記日程でご都合が悪い場合は、別途調整いたしますので、お気軽にお申し付けください。

ご多忙のところ恐縮ですが、〇月〇日までにご回答いただけますと幸いです。

よろしくお願いいたします。

いかがでしょうか? 改善後のメールは、内容が明確で、相手が何をすべきかが一目でわかりますよね。

今日からできる! メールコミュニケーション改善の第一歩

メールは、ビジネスにおける重要なコミュニケーションツールです。返信速度も大切ですが、それ以上に、相手に的確に情報が伝わるメールを書くことが重要です。今回ご紹介した5つの鉄則を意識して、今日からあなたのメールコミュニケーションを改善してみましょう。

まずは、過去に自分が送ったメールを見返してみて、改善点がないかチェックしてみるのがおすすめです。そして、次にメールを作成する際に、今回学んだことを意識してみてください。少しずつ意識していくことで、必ず変化が現れるはずです。

さあ、今日から「仕事がデキる!」と評価されるメールを書き始めましょう!

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